2005年05月23日

令ってどう書くんですか?

今日はよくある質問です。
僕の板書の漢字と教科書の漢字が微妙に違っていることがあります。
そうすると生徒から「どっちが正しいんですか!」
と、問い詰められるわけですが、その定番が「令」の字です。
いわゆる活字では「令」という書体ですが、
漢和辞典などを見るとこうなっています。
令



僕は2歳の頃から書道をやっていたため、わりと漢字にはうるさい方で、
書道風のタッチを好みます。
入試では、「令」の字くらいなら活字風で書いても正解だと思いますが、
勅撰の「撰」とか薩摩の「薩」なんかだと、正しく書いた方が無難です。
正しくはこちらです。
撰薩




これらはワープロ業界が作ってしまった漢字です。
どうしてこんなにアバウトに作ってしまったのでしょうか。
そのせいで、パソコンで印刷物の原稿を作る際には、
いちいち外字に直さなきゃいけなくなってしまいました。
電子辞書を使っている人は、こういうところに注意しましょう。
電子辞書は物事を簡単に調べるのには適していますが、
デジタル世界には、限界もあるのです。

derutoko at 10:04 │clip!よくある日本史の質問 
石黒拡親
石黒拡親



愛知県出身。1990年、東京学芸大学教育学部卒業。
いくつもの予備校を渡り歩きながら修行を重ね、現在、早稲田予備校・河合塾講師。
「ウソはったりのない、入試に直結する講義」を強くこころざし、受験生には「考える力をもってもらいたい」と強く願う。
Official Site
  
 http://www.derutoko.com


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