2006年03月12日

日本史をやるのは初めてなんですが

またまた悩み相談メールが来ています。
この悩みは、現役生も同じかもしれませんね。
いよいよ、来週からはワセヨビの高3生の授業が始まりますから、
ちょうどいいタイミングです。
日本史初心者の方はぜひ読んでみてください。

<Hさん>
石黒先生、はじめまして。先日高校を卒業しまして四月からは浪人生です。
今、予備校選びに悩んでいます。日本史をやるなら早稲田予備校(西船橋)に行こうと考えています。そこで伺いたいことがあります。僕は現役の時、政治経済をやっていました。なので日本史については中学生の知識しかありません。早稲田予備校の授業についていくことができるでしょうか。くだらない質問ですみません。

<石黒>
メールありがとうございます。
英語などとは違って、日本史は初心者であっても、
それほど気にする必要はありません。
たとえば、西船校の今年の卒業生でOさんという人がいましたが、
彼女は、現役時代に数学をやっていたそうです。
しかし、校内模試では常に上位をキープし、
日本史がもっとも得意科目になっていました。
英語が苦手なんだそうです。
それでも、早稲田大学人間科学部に合格しました。
でるとこサイトの「おめでとうなみなさん」のところに出てきます。

ただし、もちろん、逆の場合もあり得ます。
なかなか日本史の用語になじめない人です。
しかし、思うにそういう人は、他の選択科目を選んだとしても、
うまくいったとはかぎらないんじゃないでしょうか。
要領が悪かったり、やる気を持続できなかったり、
「初めてだから」を口実に逃げている人が多いと思います。

そして言うまでもありませんが、千葉県の現役生のように、
高校3年生から日本史が始まる場合は、誰もがH君と同じ条件です。
学校で授業がある分だけ、現役生の方がトクだと言うかもしれませんが、
実際の現役生から聞く言葉は、
「学校の日本史なんて意味ないから、授業聞かずに内職してる」
だったりします。無駄な時間を過ごす必要のない高卒生のことを、
うらやましがる声は非常に多いです。

というわけで、大学受験日本史に初めて取り組む場合に、
注意すべきは次の3点です。

1 授業の前に『読むだけ日本史』を音読しておく。
 声に出すことで、その言葉を耳、口になじませてください。
 これだけでもだいぶ落差を縮められるはずです。

2 夏休みに近現代の部分を軽く下準備しておく。
 夏期講習では近現代を扱った講座があります。
 それを使って要領よくやるのがお勧めです。
 こうすれば、もう2学期は他の生徒と同じスタートラインに立てます。

3 「初めてだから」をいいわけにしない。
 もっとも大切なのはこれだと思います。
 なんでもそうですが、「自分はダメだから」なんて言った瞬間に、
 自分自身で超えられない壁を作ってしまっていると思います。
 だから、校内模試は、最初っから飛ばしていくべきです。
 普通に授業を聞いて、やるべきことをやれば、
 9割正解できる模試になっています。

4月下旬の授業開始までには時間がありますから、
その間に、『読むだけ日本史(1)』を音読し、
赤字を書けるようにしておくのがベストです。

あとは、通年授業を受けながらも、でるとこサイトにある、
偉人たちのアドバイスや、ブログなどの質問とその答えを見て、
常に自分の勉強法を見つめ直すことが大切です。
受験というのは、実に、要領の良さが肝心なんだなあと、
今さらながら僕が痛感しているところです。

石黒拡親
石黒拡親

愛知県出身。1990年、東京学芸大学教育学部卒業。早稲田予備校・河合塾講師。
入試問題分析を20年続けてデータ化し、2万の用語の出題率を取っている。
「ウソはったりのない、入試に直結する講義」を強くこころざし、受験生には「考える力をもってもらいたい」と強く願う。

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