2006年04月22日

かたくなな人

今週、新年度の授業が全校舎で始まりました。
今のところ、どの校舎、どのクラスがどうとは言えないんですが、
例年のこととはいえ、新しいやり方になじめない人がいるようです。
僕自身は、「人は変化できるものだ」と信じている方です。
実際、自己改革を見事なしとげ、
周りから「奇跡の合格」と驚かれた人を何人も見てきました。
しかし、残念ながら、
かたくななココロの持ち主で、変われない人がいるのも事実です。
そういう人は、授業を受けている時の顔を見ればすぐわかります。
最近はもっと分析力がついてきて、
「どの机を選んで座わっているか」だけでも、
その人がどういうタイプか、推測できるようになってきました。
まさに心理学の世界ですね。

そして、そのかたくなな人というのは、
やっぱり、高卒生のクラスに多いんです。
人生が1年、2年長いせいか、それとも、
現役時代にどこかで習ったのが染みついちゃってるせいか、
なんだか異常にバリアが分厚いんですよ。

ほかには、パソコンがないために、
「でるとこサイト」や、このブログをチェックできない人にも、
かたくなな人は多めです。
実に情報化社会だなあ……と感じる瞬間ですね。
もっともブログの方は、携帯があればチェックできるし、
マンガ喫茶に行けば、パソコンはあるんですけどね。
古いタイプの人は、なかなかそんなことしないようです。

まあそんなわけで、今年の話をするのはアレなんでやめときますが、
昨年のことを思い出して、残念な気持ちになるのは、こんな人です。

  授業をしっかり聴いて理解し、
  ノートをきっちり覚えていく、
  というやり方の良さを、
  夏過ぎてから気づいた……という人たちです。

正直、遅すぎました。
その時点では、ノート覚えの「合理化」が進んでいるべきなのに、
合理化も何も、まだ「覚えること」が始まっていなかったのです。
もっとも、ノートをちゃんと作っていなかった人にくらべれば、
まだましでしたが……。

もし、お近くに危険ゾーンに向かっている人がいたら、
「それ、ヤバくない?」と声をかけていただけるとありがたいです。
って言っても、そんな他人の世話なんてしないのがこの世界ですよねえ。
これまた悲しくなるところです。

そんなわけで、かたくなな人を見ながら、
己の無力さにうなだれる日々です。

石黒拡親
石黒拡親

愛知県出身。1990年、東京学芸大学教育学部卒業。早稲田予備校・河合塾講師。
入試問題分析を20年続けてデータ化し、2万の用語の出題率を取っている。
「ウソはったりのない、入試に直結する講義」を強くこころざし、受験生には「考える力をもってもらいたい」と強く願う。

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