2006年08月08日

復元がなかなかできない人へ(2)

受験科目を数学から日本史に変えたNさんは、
去年1年僕の授業を受けたのですが、残念な結果に終わり、
今年、もう一度授業を受けています。
その彼から、だいぶ前にこんなメールをいただきました。

<Nさん>
(前略)電車の中で紙に復元してました。そして、見だしもタイトルも大事だとつくづく感じていました。去年は、はっきりいって1番ページしか復元できていなかったのですが、今年は、1〜6まで間に合っています。あと不思議なことに、思い出せなかった所があるときに、そのページの初めから復元していると、「流れ」または「隣の枠の言葉から」推測できるということに気付きました。
復元って強力な武器ですね。

その後、彼が順調に進んでるかどうかはわかりませんが、
この周りに書かれていることから思い出すって大切なことです。
でもそのためには、関連づけができていないといけません。
そのために授業を集中して聴き、
自分でもしゃべってみるといいわけです。

ただし、何のつながりもないままに、
まとめてごそっと覚えなきゃいけないところもあります。
そういう部分は、ゴロあわせでも替え歌でも作るべきです。
僕は『日本史でるとこ攻略法』で書いているゴロあわせ以外にも、
実はこっそりゴロあわせをたくさん使ってノートを覚えているんです。
それらは、他人に勧められるようなデキじゃないので、
公開してないだけで、実はノートのあちこちを、
頭の一文字を取って覚えてたりします。
講義中に替え歌を歌って思い出す余裕はないので、
僕自身はあまり替え歌は使っていませんが、
みなさんだったら、30曲くらいは作ってもいいかと思います。

さて、7日からワセヨビ東京本校での夏期講習が始まりました。
受講生の様子を見ていると、
相変わらずアマちゃんな人もいるようですが、
本気で第一志望合格をめざしているなら、
自分の位置と合格ボーダーとの間に、
どのくらいの大きさの溝があるのか常につかんでいてください。
いや、もちろん、特定の大学などめざしたりせずに、
12月の時点での自分の成績で行けそうな大学を決めると言うなら、
そんなことする必要はないんですけどね。

早慶上智クラスをめざしているのに、
「○○は覚えなくても大丈夫ですか?」と言ってる逃げ腰の人は、
必勝ならぬ必敗パターンです。
「口だけ早慶野郎」は見ていて悲しくなります。

石黒拡親
石黒拡親

愛知県出身。1990年、東京学芸大学教育学部卒業。早稲田予備校・河合塾講師。
入試問題分析を20年続けてデータ化し、2万の用語の出題率を取っている。
「ウソはったりのない、入試に直結する講義」を強くこころざし、受験生には「考える力をもってもらいたい」と強く願う。

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