2007年07月07日

どこでも史料問題でシャドーイング

高校時代にもっと英語の勉強をしてたらなあ……
と思うことが、最近よくあります。
当時と違って、今ならいろんな勉強法があることも知ってますし、
もっと要領よくできたと思うんですよ。
しかも、当時はそれほど英語の重要性を感じていなかったんです。
タイムマシンで高校時代にもどって、
当時の自分に教えてやりたいくらいです。

学校教育では、単に教科を教えるのではなく、
英語でも数学でも
教科そのものの重要性を伝える必要があると思います。
予備校とは違って入試だけを意識することはないのですから、
教科内容から得られる人生訓だって、
もっともっと話してもいいと思うんですよ。

今日はその英語の勉強法シャドーイングとディクテーションの話です。
メールを紹介します。

<Aさん>
こんにちは。『どこでも史料問題上巻』を購入し、使用させていただいている者です。今回、少し気になるというか、確認がしたく、メールさせていただきました。『どこでも史料問題上巻』の音声CDDisc40番、『吾妻鏡』守護・地頭設置の経緯の箇所は、音声CDのみに収録されているだけでしょうか?もし、私の思い違いでしたら、申し訳ありません。不安に思ったので、教えていただきたけたらと思います。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

<石黒>
「守護・地頭の設置の経緯」の史料については、
史料編(上巻)には掲載されていません。
音声CDの目次には、CDに収録されているそれぞれの史料について、
出題頻度のランクが★で示されています。
この史料はCランク史料ですので、
A・Bランク史料だけを扱っている史料編には載っていない、
というわけです。
ほかのCランク史料についても同じです。
史料文をもっとチェックしたいのであれば、
山川出版の史料集の85ページに出ています
(他社のほとんどの史料集にも載っています)ので、
どうぞご覧ください。

<Aさん>
素早いご返信ありがとうございます。また、返信が遅くなり、申し訳ありません。Cランク史料は載っていない、ということに気がついていませんでした。細く教えて頂き、ありがとうございました。最近、ただ単調に史料を読んだり書いたりして覚えるのは、ある程度のところで集中力が切れてしまう→つまらなくなるという悪循環で、無理矢理勉強を続行するのもどうかと思う反面、やらなきゃ時間がもったいないと自分の中で葛藤が生まれていましたが、石黒先生や、偉人のみなさんが勧めている『しゃべり勉強』をちょっと改良し、『どこでも史料問題』の音声CDをシャドーイングしています。英語で効果があるなら、日本史でも効果があるだろう!という考えから数日前から始めました。これが案外楽しくてハマりつつあります(*^ー^*)シャドーイング後は、なんだか頭の中に音声CDの音がフラッシュバックして、いい感じなので、ちょっと様子を見ながら続けてみようと思います。(もし、やめた方が良いのであればご指摘下さい)
それでは長文失礼致しましたm(_ _)m

<石黒>
‘シャドーイング’というのは、
音声CDで僕が読み上げている史料文を、
一緒になってしゃべるってことですよね?
それは定着力が高くてなかなか良い方法です。
以前にも、文化史の勉強について
こちらで同じようなことを提唱していましたが、
史料をはじめ、他の勉強にも応用できますね。

実際、史料をチェックする講座などでは
「せーの、で一緒に読もうか?」なんて言ったりしています。
照れが入るのでまだやったことはないんですけどね。

Aさんは良い勉強法を開拓していっているようで、なによりです。
ブログやサイトにも、
先人達が築いた効率的な方法が書かれていますので、
(携帯でご覧の方はこちらからどうぞ。)
どんどん取り入れていってください。

<Aさん>
シャドーイングについてのご意見、ありがとうございました。しゃべり勉強は、恥ずかしさを捨てなければなかなか出来ないので、ずっと躊躇していましたが、思い切ってやってみてよかったです!しゃべり勉強を行なっていた偉人さんの遺言にも、『恥を捨てるべき』と書かれていましたし。
先生がメールでおっしゃっていた、「せーので一緒に史料を読む」で思い出しましたが、小学生の頃の国語で、漢字の書き順を、先生と「せーの」で一緒に空中に書いて覚えるというのをやって、書き順が定着したのとなんとなく似ているなぁ〜と思いました。
史料のシャドーイングに慣れてきたら、ディクテーションにも挑戦しようと思うのですが、効率の面からいって、やめた方が良いでしょうか?ぜひ、ご意見をお願いします。質問ばかりで申し訳ありません。
夏期講習でお忙しくなると思いますが、お体に気をつけて頑張って下さい!それでは、長文失礼致しましたm(_ _)m

<石黒>
‘ディクテーション’は、さすがに史料については必要ないでしょう。
政治史や文化史で
漢字の難しい用語をしゃべりながら書くのなら良いのですが、
史料文を書き取るのはちょっとやりすぎです。
史料問題は実際に演習問題を解かないと、
どういう問われ方をするのかがピンとこないかもしれません。
過去問や「どこでも史料問題」の問題編などにあたって、
どういう出題があるのかをある程度把握してから、
また史料編に戻るといいと思います。



文化史や史料問題、正誤問題にしても、
実際にどのように出題されるのかを把握しないと、
どこまで勉強すればいいのかが、イマイチわからないと思います。
用語を書かされることがあるのか、ないのか、
それとも選択問題程度で済むのか。
正誤問題なら、どういった内容まで
正誤判別をしなければならないのか……
その辺は一口には言えません。
しかも大学によっても違うのです。
問題集でだいたいのあらましをつかみ、
過去問を解いて大学ごとの特徴を見極めていってください。

石黒拡親
石黒拡親



愛知県出身。1990年、東京学芸大学教育学部卒業。
いくつもの予備校を渡り歩きながら修行を重ね、現在、早稲田予備校・河合塾講師。
「ウソはったりのない、入試に直結する講義」を強くこころざし、受験生には「考える力をもってもらいたい」と強く願う。
Official Site
  
 http://www.derutoko.com


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